2010/09/25

わたしのなかの 住人





シュルレアリスト

アンドレ・ブルトンの

ものすごくすきな ことば。




そう 来年はシュルレアリスム展が待っている。



この間まで展示していた マン・レイはもちろん

ダリ マックスエルンスト ジョゼフコーネル

マグリット デュシャン.....

名前だけで 待ちきれなくなる。

このフライヤーから ドキドキしてしまう。


シュルレアリスムは わたしがコラージュを創る

きっかけになったもののひとつ。

そしてもうひとつは ダダイスム。


シュルレアリスムは 非現実的に見えるけれど

実際は 意識や理性 主観がない状態で

偶然できたものや 普段気付かないもの

夢や見慣れた風景 むき出しの物事などの中から

不意に感じられる 普段意識しない現実

「現実を超えた現実=超現実」を表現したもの。


ダダイスムは 既成の秩序や常識に対しての

否定 攻撃 破壊といった思想が含まれた表現が特徴。


ダダのコラージュ作品は ものすごくかっこいい。

自分の思想 感情を そのまま作品にぶつけていて

突き抜けるなにかが 潜んでる。


作品を見ているうちに わたしも創ってみよう

と始めたのが高校生のとき。

最初は構成や素材を とにかく考えすぎて

出来上がっても なんだか違うものになっていて むずむず。

でも創っていくうちに 自然とイメージが形になるようになった。


わたしは作品のことを「わたしのなかの 住人」と呼ぶ。

住人=感情・感覚。

今まで 絵や文字 立体物といろいろ試したけれど

自分のなかの見えないものを 一番表現できるのが コラージュ。


何より創っているときは すごく楽しいし 心地いい。

今では わたしにとって コミュニケーションツールのひとつなのだ。

良くも悪くも 見てくれたひとに 何か感じてもらえたら嬉しいし

ゆかいな気持ちになってもらえたら とても幸せ。



よかったら 住人たちと コミュニケーションしてみてください。

たまにイタズラするけれど 本当はいい子...のはずです。

きっと...◎




2010/09/20

○ endless loooooooooop ○


毎日 なにがあっても 忘れることがないもの

身につけていないと 落ち着かないもの

大事にしている アクセサリーたち。


そのなかに 最近 仲間入りしたリング。


下北沢の古着屋さん CRUZで出逢った

ヴィンテージの 不思議なリング。

何のモチーフと言われても

説明できない 独特なカタチ。

四方八方 どの角度から見ても

違うイメージに見える おもしろいデザイン。



CRUZは 他のお店では見ないような

不思議な魅力を持ったもので溢れていて

友人でもあり 店員の兎くんの

独特なセンスもプラスされて

とても刺激をもらえる場所。




元々 CRUZの店長をしていた 2uさんとも

その場で アートの話をしたのがきっかけで

今では とても大切な友人のひとりで

qosmosという ものすごくかっこいい

ハンドメイドのブランドの デザイナーさん。

HPとブログの世界観も とても素敵なので

ぜひ qosmosの世界を 感じてみてください。





持っているものを 改めて見ると

ブランドよりも 古着屋さんで出逢ったものが多くて

やっぱり 付けていると落ち着くのは 古いもの。

味や 独特の風合いが とてもすきだから。

そして 出逢う楽しみも 魅力のひとつ。






















ひとつ前のブログでも 書いたとおり

マリアやキリストのモチーフに

惹かれる わたしは

ビビッとくると お迎えしてしまう。


一番下の写真のネックレスは

毎日 欠かさず身につけているもの。



そのときにしか出逢えない

一点もの。

繋いでくれる タイミングや 縁。


それはもちろん 人も同じだと思う。

見えないなにかと なにかが重なって

ひとつの奇跡が起こる。


いつまでも 大事に 大事に。





2010/09/12

表現ひとつで 変わるもの


わたしが今 行きたい国のひとつ

メキシコ。

骸骨 に グアダルーペ とてもすきだから。



メキシコの人は 骸骨を嫌わない。

骸骨と遊び 骸骨を笑い そして骸骨をいとおしむ。

それは自分の将来の姿  亡くなった家族友達の姿と考えているからだそう。

とにかく骸骨は陽気で かわいらしいのばかり。


グアダルーペは マリア様でも他の国とは違う。

ヨーロッパや 西洋美術で出てくるような おしとやかな外見ではなくて

赤 緑 オレンジが基調の 力強いイメージ。



メキシコはとにかく 色使いが鮮やかで明るくて

楽観的なデザインが多いのが 魅力のひとつ。

表現や 国の特徴で ここまでイメージが変わるのは おもしろい。


きょうは わたしがすきな メキシコのアーティストを紹介します。




まずは Jose Guadalupe Posada。

この人はすべて銅版画で 作品を作っていて

ヨーロッパの模倣のアートしかなかった メキシコで 

先スペイン時代のアステカ・マヤなどの文化の

重要なモチーフだった骸骨を 積極的に描いた人。



代表作の髑髏婦人「カトリナ」









ブックカバーいらずの 素敵な表紙





次に紹介するのは Manuel Manilla。

このふたりは とても似ているけれど

Manuel Manillaのほうが リアルなタッチのものが多い。



Calaveraはメキシコで 骸骨のこと。











ね  可愛らしいでしょう??



そして忘れてはいけない 祭壇の写真。

ここにもメキシコらしさが 表れていて

実際に自分の目で見たいなと 写真を見るたび うっとり。









街角にも こうして飾られているなんて 素敵。







最後は わたしの部屋の グアダルーペの一部。

回転するライトは とてもお気に入り。



2010/09/08

本棚のなかの ひとつの思い出


仕事から帰り ふと1冊の本を見たくなった。



(DON'T)CALL ME SHIRLEY


中身はというと




DRAG QUEENの写真集。





なぜ こういう写真集を持っているかというと










大学の卒業制作の DRAG QUEENの本制作のためすきなものをひとつ選んで それについて1冊作る課題だった。
外国のファッションSNAPのサイトで 初めて見たときに自分らしく着飾っている姿が とてもかっこよくてそれから調べはじめたのが きっかけ。そのうちピンクフラミンゴや ヘドウィグプリシラに キンキーブーツDRAG QUEEN関連の映画を見て テーマにしたの。
自分らしく生きる 彼女たちの姿はとても素敵だなと 素直にそう思った。 
時には 外国の危ないサイトに 行き着いたり本屋さんを探しても あまり資料もなかったり...でも作っていて すごく楽しくて卒業制作展のとき 作品の傍に置いたノートには見てくれたひとたちから「かっこいい」や「新しい世界を知れた」などとても嬉しい言葉を書いてもらえて。
大学時代の いい思い出。